本来、パート社員は、「1日、1週、1ヶ月の所定労働時間が、通常の社員より短い労働者」と定義されています。
企業によっては、短時間労働者をさらに勤務形態によって、パート社員とアルバイト社員に分けているところもありますが、ここはアルバイト社員も含めてパート社員と呼ぶこととします。
私が、毎日のコンサルティング業務の中でさまざまな企業におうかがいしていると、パート社員の活用が上手な企業とヘタな企業には、それぞれに共通点があることに気づきます。
パート社員の活用がへたな企業に共通して言えることは、最初からそもそも「パート社員はアテにならない」と決めてかかっていることです。
その理由としては、「パート社員は自分の都合でよく休む、すぐ辞める」、「仕事に対する責任感がない」などのようです。
一方、パート社員を上手に活用している企業に共通して言えることは、先ほどとは逆に、「パート社員をアテにしている」ということです。
全国に約500店舗、そのうちパート社員から店長に登用している店舗が約半数という実績を持つ、ファッションセンター「S」さん、金沢で本を中心とした複合店を展開している「A書店」さんを始め、パート社員を上手に活用しているお店のリーダーはみなさん、共通して「男性より女性の方が優秀だ」とおっしゃいます。
つまり、女性の力を認めているのです。
だからこそ、責任のある仕事を当然のように、パート社員にも任せます。
また、正社員よりパート社員に、自分の時間や会社のお金を費やして教育しています。
さらに、パート社員の仕事観を許容する力を持っています。
経営者や店長は、どちらかというと仕事が生活の中心で、仕事を何よりも最優先にしている人が多いようです。
しかし、パート社員の場合は、主婦であれば家庭が生活の中心、学生であれば学校が生活の中心で、どちらかというと仕事よりも家庭や学校を優先させます。
そのため、経営者や店長と仕事観が違うのは仕方のないことなのです。
パート社員の活用が上手なリーダーは、子供の用事で仕事を休む、夫の転勤で会社を辞めるなどはよくある当たり前のこと、仕方のないことと捉え、それでも今働いているパート社員が持っている力を、十分発揮させるような環境づくりをしています。
そのリーダーの働きかけが、パート社員の「イキイキ」につながっていくのです。
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知らないパートの知識が身につきます。
